山好き男の登山奮闘記

古い新しい問わず様々な山行を徒然なるままに記す山行駄日記

【雌阿寒岳】異世界へいざなう魅惑の活火山、雌阿寒岳へ登る

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思い出の山行第5回は雌阿寒岳です。雌阿寒岳は、初めての北海道遠征時に登った山の1つです。緑に覆われる雄大な自然に佇む山があるかと思えば、カルデラ上にできた荒涼とした山もある。北海道の大自然の懐の深さを感じさせれた山行となりました。

【アクセス】

レンタカーを使用

阿寒湖温泉(前日宿泊)→国道240号→国道241号→道道949号→雌阿寒温泉駐車場

雌阿寒温泉から女満別空港へ、飛行機で東京

【コース】

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距離:11.2Km 累積標高:登り1141m 下り1136m

山行時間:5時間25分

雌阿寒温泉コース登山口(7:35)→5号目(8:35)→8号目(9:15)→雌阿寒岳(9:40)→阿寒富士(10:50)→オンネトーコース5号目(11:25)→オンネトー国設野営場(12:15)→雌阿寒温泉駐車場(13:00)

【登山前】

雌阿寒温泉駐車場

雌阿寒温泉駐車場

駐車場は雌阿寒温泉駐車場を利用しました。50台ほど駐車できるスペースがあり、トイレもあります。隣には日帰り入浴できる野中温泉もあるので便利だと思います。料金は無料です。

【登山開始】

雌阿寒温泉登山口〜雌阿寒岳

雌阿寒温泉登山口

 登るのは雌阿寒温泉コース。ここがスタートの雌阿寒温泉登山口です。最初は樹林帯の中を進みます。

登山道のハイマツ帯

樹林帯を進むと徐々にハイマツ帯に変わっていきます。

雄大な景色を眺めながら登る

北海道の広大な自然を眺めながら登ります。この景色で標高1000m程度です。北海道の山はいいな〜

5号目

5号目を通過。

標高を上げると緑が少なくなる

5号目を過ぎると少しずつハイマツが無くなり火山らしい岩陵帶に変化していきます。

緑のなくなった登山道

山頂付近までくれば、植物の一切ない荒涼とした景色に様変わり。

下から見た雌阿寒岳の山頂

山頂が見えてきました!もう少し!

山頂で景色を眺める筆者

雌阿寒岳に到着!

山頂の様子

山頂は結構広いです。この日は風は微風でしたが、いかにも風が強くなりそうな山だと思います。強風時は注意です。

雄阿寒岳方向の景色

すごい景色!ここは地球ですか?

火口と阿寒富士

自然が作ったものはやっぱり美しい。地球が生きている惑星であることを感じさせてくれます。

雌阿寒岳〜阿寒富士〜雌阿寒温泉駐車場

火口の脇を歩く筆者

せっかくなので、目の前に見えていた阿寒富士にも登っていくことにしました。

阿寒富士に向かう筆者

阿寒富士に向かいます。写真だとよく見えませんが山頂まで九十九折りに登山道があるのがはっきり見えました。見えてしまうと、あそこを登るのか…とちょっとうんざりします。笑

阿寒富士

阿寒富士に到着!

山頂の様子

山頂は広々していました。

雌阿寒岳雄阿寒岳

山頂からは隣の雌阿寒岳と火口がよく見え、奥には雄阿寒岳まで綺麗に見えます。

南側は果てしない森が続く

南側は広大なとごまでも続く大自然

西側の眺め

西側も大自然、北海道は大きいなぁ…

オンネトーコースの登山道

下りはオンネトーコースを進み、周回して駐車場に戻ります。

オンネトーコース登山口

オンネトーコース登山口まで下りてきました。

オンネトー野営場

登山口の横にあるオンネトー野営場の中を通って戻ります。もし宿泊費を浮かせたいならここでテント泊するのもありだと思います。

オンネトー湖畔

オンネトーの湖畔をのんびり歩き樹林帯を通って駐車場に向かいます。

雌阿寒温泉駐車場

駐車場まで戻ってきて終了。天気に恵まれて良い山行になりました!お疲れさまでした!

【登山後】

山の宿「野中温泉」(日帰り入浴)

下山後の日帰り入浴は、駐車場の横にある野中温泉の日帰り入浴を利用しました。硫黄泉の源泉掛け流し、アメニティなし、シャワーなどの設備もなく、温泉と真水のみのthe秘湯という温泉です。なかなか良かったですよ〜入浴料は500円。雌阿寒岳の山バッジは店頭には出ていませんが、野中温泉の受付の方に言うと出してもらえます。

山の宿 野中温泉:宿の特色 || 民営国民宿舎Webガイド

【登山を終えて】

北海道の山もいいだろうけど標高も低いし、アルプスなどに比べれば…それが登る前の私の認識でした。でも初めての北海道遠征でそれは覆されました。手付かずの壮大な大自然とそこに聳える荒々しくも美しい山々、その素晴らしさに私は完全に魅了され心を奪われてしまいました。

年に1回は北海道の山に登りに行くぞ!が今の目標です。今年は大雪山から十勝岳まで縦走したい、いや幌尻岳に挑むか、ニペソツ山にも行きたいし… 妄想が尽きません。またあの北海道の山々に会えると思うだけでワクワクします。

遠い北海道の山、登れる機会は一生に一度あるかないか。だからこそ良い天気で登りたい!そんな想いが強くなります。そんな中、雌阿寒岳は天気に恵まれ素晴らしい山行をすることができました。またいつかこの山行を酒の肴に山談議に花を咲かす、そんな日がきたらいいなと思います。

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【蝶ヶ岳】雪化粧の穂高連峰に逢いに初冬の蝶ヶ岳を登る

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雪化粧の穂高連峰に無性に逢いたくなり、2023年11月19日、穂高連峰の絶景地、蝶ヶ岳に登りました。前日の降雪の影響で後半はラッセルとなり苦しい登りとなりましたが、その先には魂が揺さぶられる絶景が待っていました。

【アクセス】

自家用車を利用

東京→中央道→岡谷JCT安曇野IC→県道495号→三股駐車場

※三股駐車場や一ノ沢駐車場に通ずる烏川林道は例年12月上旬から4月下旬まで通行止め。詳しい日時は要確認。

【コース】

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距離:12.0km 累積標高:登り1418m 下り1400m

山行時間:9時間20分

三股駐車場(7:00)→三股登山口(7:15)→ゴジラみたいな木(7:55)→まめうち平(9:00)→最終ベンチ(11:40)→蝶ヶ岳(12:50)→蝶ヶ岳ヒュッテ(13:40)→最終ベンチ(14:10)→まめうち平(15:10)→ゴジラみたきな木(15:50)→三股登山口(16:10)→三股駐車場(16:20)

【登山前】

烏川林道

烏川林道は、毎年12月上旬から4月下旬まで冬期通行止めになるため、この期間は三股や一ノ沢の駐車場には車ではいけません。私は通行止めギリギリに行きましたが、この時期はスタッドレスは必須です。この日も前日に結構な降雪があり、路面に雪は積もっていました。

私はこの時に痛恨のミスをしてしまいました😅道路に落ちてきていた倒木を避けようと右に寄った瞬間、車体がガクンッと右に傾き、ヤバい!と思った時には道の側溝に落ちていました…落ち葉で埋まった側溝の上に雪が積もり全く見えませんでした。悪戦苦闘して何とか自力脱出しましたが、もしダメなら山行中止でJAFのお世話になるところでした。落ち葉や雪の季節は皆さんもお気をつけ下さい!

三股駐車場

三股駐車場

三股駐車場を利用しました。約70台駐車できるスペースがありますが、ハイシーズンはすぐに一杯になってしまいます。この時は、雪も降り林道閉鎖寸前の季節外れだったこともあり、駐車場はガラガラでした、

【登山開始】

三股登山口〜蝶ヶ岳

三股登山指導所

駐車場から少し歩くと三股登山指導所があり、ここが登山口です。登山届はここで提出できます。トイレもありました。

蝶ヶ岳常念岳の分岐

この分岐を右に行けば常念岳、左に行けば蝶ヶ岳です。今日の目的地、蝶ヶ岳に向かうため左に進路を取ります。

薄く積雪した登山道

登り始めは前日の積雪は全く気にならない程度、せいぜい15cmくらいの積雪量でした。

雪が積もったゴジラみたいな木

有名なゴジラみたいな木を通過。雪が積もってティラノザウルスのようになっています。笑

徐々に雪が深くなる

標高を上がるにつれ、少しずつ積雪量が増えていくのがわかりました。ただトレースがあるので先行者がいるのは間違いありません。

登山道から見えた常念岳

途中で常念岳が綺麗に見えました。今日は常念岳には行かないけど、またそのうち挨拶に行きますよ〜

どんどん雪が深くなる登山道

トレースを辿ってどんどん登ります。

まめうち平

まめうち平を通過

かなり積雪が増えてきた登山道

雪がどんどん深くなってきました。4、50cmはあるでしょうか。重めのパウダースノーでとても登りにくい雪です。

場所によっては胸くらいまで積雪が…

場所によっては1mを超える積雪になってきました。本当に登れるのか不安になってきます。トレースの主には未だ会えません。

ラッセルしながら進む

遂にラッセル隊に追いつきました。トレース1番手の方はなんと午前2時から登っているとのこと。恐ろしい執念です。笑

みんなでラッセルすると心強い

遅ればせながら私もラッセル隊に加勢します。ラッセル経験が未熟な私はすぐに疲れてしまします。ブルドーザーのようにラッセルできるようになれればなあ…クタクタになりながらも微力ながらラッセル頑張りましたよ!山頂までもう少し!

蝶ヶ岳〜三股駐車場

穂高連峰

厳しいラッセルで登りきると…いきなり眼前にこの景色が!無意識に「すごい」と言葉を発していました。魂を揺さぶられるとはこういくことか、そう感じずにはいられない本当に素晴らしい景色でした。

槍ヶ岳

美しくも険しい槍ヶ岳の雪化粧が素晴らしい。

奥穂高岳

雪化粧の穂高連峰に心が囚われる、素晴らしすぎる!

雲海が流れてくる

南の方から幻想的に雲が流れてきます。

パノラマで眺めを撮影

パノラマでも撮影してみました。素晴らしい景色でしょ?

穂高連峰に心奪われる筆者

寒かったですが、いつまでも見ていられる、心を囚われて動けませんでした。

蝶ヶ岳

景色の素晴らしさで忘れてましたが、蝶ヶ岳の山頂もしっかり踏んでおきます。

山頂の様子と即席ラッセル隊

山頂は広い大地のようになっています。即席ラッセル隊の皆さんと山頂で祝杯です!ありがとうごさいました!

山頂で穂高連峰に再び心奪われる筆者

山頂でも感動的な景色を眺めて動けなくなってしまいました。

蝶ヶ岳ヒュッテへ向かう

この景色から離れるのが名残惜しいですが、ラッセルで大幅に山頂到着が遅れたので、蝶ヶ岳ヒュッテでご飯を食べて下山することにします。

蝶ヶ岳ヒュッテ

蝶ヶ岳ヒュッテは冬期閉鎖中ですが、小屋前のベンチを借りてしばし休憩。

ブロッケン現象

休憩を終えて下山を開始するとブロッケン現象が!なんだか良い山行ですね〜

山頂は登山道の雪が少ない

暗くなる前に戻りたいので下山を急ぎます。

急いで下山する

少し暗くなってきましたが、なんとか明るいうちに下山できそうです。

三股登山指導所

登山指導所まで戻ってきました。明るいうちに下山できて良かった〜

三股駐車場

駐車場まで戻ってきて終了。お疲れさまでした!

【登山後】

日帰り温泉

日帰り温泉は、ほりでーゆ〜四季の郷を利用。広々とした綺麗な温泉でした。入浴料600円。

日帰り入浴 | 信州安曇野 ほりでーゆ~ 四季の郷[公式サイト] 北アルプス常念岳を望む天然温泉(ラドン)を利用した公共の温泉宿泊施設です

【登山を終えて】

蝶ヶ岳から見た雪化粧の穂高連峰、本当に素晴らしい景色でした。ラッセルをしている時は、積雪が胸まである時もあり、本当に山頂まで行けるのか?と不安もありました。でも即席ラッセル隊の皆さんのおかげて、こんなにも感動できる穂高連峰に出会えたことは感謝しかありません。本当に素晴らしい景色を見た時は嫌なことも悩みも何もかも全て忘れらる、そんな体験をさせてもらえた山行となりました。もう私は山をやめることはできないでしょう。笑

穂高連峰が綺麗に眺められる山はいろいろありますが、蝶ヶ岳からの眺めも他に負けず劣らず絶品です。まだ登ったことのない方は、季節を問わずぜひ一度訪れてはいかがでしょうか。

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【奥穂高岳1泊2日】絶景に感動しきりの2日間、憧れの奥穂高岳へ(後半)

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2日目は、いよいよ憧れの奥穂高岳に登ります。奥穂高岳に登頂後は、吊尾根を下り前穂高岳に寄り道、重太郎新道を通って上高地に戻ります。2日目も天気は快晴、最高の景色に出会えました。

【2日目 穂高岳山荘〜奥穂高岳上高地

穂高岳山荘〜奥穂高岳

ナイトハイクで奥穂高岳

山頂で日の出を見るため、3時30分にナイトハイクで穂高岳山荘を出発。ナイトハイクはアドレナリンが出るのは私だけでしょうか…?

奥穂高岳山頂

約1時間30分で憧れの穂高岳山頂に到着!一番乗りでした!

山頂でガッツポーズする筆者

遂に奥穂高岳とったどー!やったー!!後から登ってきた方に撮っていただきました。ありがとうございます!

山頂で見かけた幻想的で素敵なカップ

素晴らしい朝焼け。カップルが幻想的で素敵。お気に入りの写真です!

槍ヶ岳までの稜線

槍ヶ岳までの稜線の朝焼け。なんて素晴らしい景色なんだ!

日の出を迎える北アルプス

日が昇ってくる。

日の出を迎える稜線

まさにゴールデンアワー

ジャンダルム

ジャンダルムも朝を迎える。

笠ヶ岳

笠ヶ岳の朝の目覚め。

前穂高岳までの稜線

これから歩く吊尾根方向。どこを見ても素晴らしい。

景色に見入る筆者

あまりの絶景に感動しきり。幸せすぎる。

霞沢岳、乗鞍岳、焼岳

左が霞沢岳、真ん中が乗鞍岳、右が焼岳。雲に隠れているのが上高地。素敵、素敵すぎる…

穂高岳前穂高岳

吊尾根

これから歩いていく吊尾根を眺める。ずっとここで眺めていたい、本当に素晴らしい景色でした。

ジャンダルム

ジャンダルムも目覚めました。いつか絶対ジャンダルムに登るぞー待ってろよー!

吊尾根の登山道

いつまでも眺めていたい。名残惜しさを感じながら吊尾根に向かい下山を開始します。

緊張感のある登山道を進む

大きく切り下がった斜面を前穂高岳に向かいトラバース気味に進んで行きます。

岳沢小屋のテント場

遥か下に岳沢小屋のテント場が見えます。

岳沢と岳沢小屋

眺めはいいのですが、足を踏み外したら終わりなので慎重に進みます。

吊尾根の様子

時々止まって景色を眺め、また歩き出す。これの繰り返しが楽しいですね。でも吊尾根は私は結構怖かったです😅なかなか緊張感ある登山道だと思います。

前穂高岳

前方に前穂高岳が見えてきました。

気を緩められない登山道が続く

斜面をトラバースして南側に回り込んだところが紀美子平です。

遥か下に見える上高地

ずっとこの景色を眺めながら歩きます。何回も立ち止まって眺めてしまいますよね。

紀美子平

紀美子平に到着。ここでザックをデポして前穂高岳に登ります。

ちなみに紀美子平の紀美子は、穂高岳山荘の礎を築き、上高地から穂高岳へのルートを切り開いた今田重太郎さんの奥さんの名前らしいです。自分の奥さんの名前を地名につけるなんて素敵ですね〜

前穂高岳山頂でポーズする筆者

岩場をよじ登り前穂高岳に到着!

山頂の様子

山頂は岩だらけですが、かなり広いです。そして360度の絶景が広がっています。

涸沢カール

涸沢カールが綺麗に見えます。夜に来るとテントのあかりで夜景が綺麗かもしれません。

奥穂高岳

眼前に大迫力の奥穂高岳が!素晴らしい景色!前穂高岳は絶対に登るべきです!

前穂高岳から眺める富士山と南アルプス

南アルプスと奥に富士山も見えます。

前穂高岳から眺める上高地方向

乗鞍岳や霞沢岳、焼岳は、朝とはまた違った雰囲気で何回見ても楽しめます。

前穂高岳上高地

重太郎新道

前穂高岳を下り、先ほど見えた岳沢に向かって重太郎新道を下っていきます。

岳沢パノラマ

岳沢パノラマを通過。いい景色だな〜

カモシカの立場

カモシカの立場を通過。由来はやっぱりカモシカが立つ場所なのでしょうか…?

重太郎新道の長い梯子

前穂高岳から岳沢小屋までは急登をひたすら下っていきます。こんな長い梯子を降りることもあります。重太郎新道は下りより登りで使う方が安全という方も多くいます。それくらい急登なので、慎重に下っていく必要があります。

岳沢小屋のテント場

岳沢小屋のテント場を通過。結構広かったです。

岳沢小屋

岳沢小屋に到着。ここまで来ると急登も終わり危険箇所もなくなります。ホッと一息ついて上高地に向かいます。

天然クーラー(風穴)

途中に天然クーラーの風穴がありました。真夏で暑かったので癒される〜

賑わう河童橋

河童橋まで戻ってきました。河童橋は観光客で大賑わいです。

上高地バスターミナル

上高地バスターミナルに到着。バスで沢渡まで戻って終了!いや〜最高だったなーお疲れさまでした!

【登山後】

日帰り温泉

下山後は、沢渡にある梓湖畔の湯で汗を流しました。私が利用している梓第一駐車場から歩いていけます。沢渡に来た際は、下山した後にザックを車に置いていつも利用しています。入浴料は750円。

梓湖畔の湯 • さわんど温泉

「我山」のソースかつ丼

我山のソースかつ丼

下山したらジューシーでボリューミーなソースかつ丼を食べるぞー決めていました!行く前に調べておいたお店が「我山」です。下山後のカロリーたっぷりのソースかつ丼、美味しかった~ペロリと食べました。ソースかつ丼1700円なり。

ソースかつ丼 我山 - 三溝/とんかつ | 食べログ

【登山を終えて】

奥穂高岳、最高の一言でした。山頂に立った時は、ようやく私も登山者の端くれになれた気がしたものです。山頂から見た荒々しくも壮大な山々、美しい涸沢カール、険しい登山道、そして、涸沢に初めて行けたのも嬉しかった。おおっ、ここが話に聞く涸沢かあ〜なんて感慨もひとしおでした。

今回のコースは、吊尾根や重太郎新道は高所感あり急登ありで慎重さが求められますが、比較的登りやすい周回コースだと思います。景色も素晴らしくおすすめできるコースです。心配な方は涸沢からピストンで登るのも良いかもしれません。今度は北穂高岳から大キレット槍ヶ岳も登りたいし、いつかはジャンダルムから西穂高岳に抜けてみたい…などなどいくらでも夢が膨らんでしまします。なんて登山者を惹きつける魅力的な山なんでしょう。笑

山頂から見た大迫力の景色は、今でも鮮明に思い出すことが出来ます。毎年1回は登りたいな…なんて思ってしまいます。決して楽な山ではないですが、天気の良い日にぜひ皆さんも挑戦してみていただきたいです。絶対苦労して登るだけの価値がある山ですよ〜!

楽しく充実した2日間でした。やっぱり私は山が大好きです。

前半はこちら↓

masa-uw.hatenablog.com

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【奥穂高岳1泊2日】絶景に感動しきりの2日間、憧れの奥穂高岳へ(前半)

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思い出の山行第4回は「奥穂高岳1泊2日」です。登山を始めてから、ずっと登ってみたいと思っていた奥穂高岳。行けるチャンスがあれば絶対ソロで挑戦したい!と狙っていました。よくやくチャンスが訪れた2023年7月29日、憧れの奥穂高岳に登ってきました。

【アクセス】

自家用車を利用

東京→中央道→岡谷JTC→長野道→松本IC→国道158号→沢渡駐車場

※沢渡駐車場からバスで上高地入り

【コース】

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距離:26.0km 累積標高:登り2157m 下り2112m

1日目:7時間40分

上高地(5:40)→明神館(6:20)→徳沢(6:55)→横尾(7:50)→本谷橋(8:45)→Sガレ(9:40)→涸沢小屋(10:30)→ザイテングラート(11:25)→穂高岳山荘(12:20)→涸沢岳(13:00)→穂高岳山荘(13:20)

2日目:7時間45分

穂高岳山荘(3:30)→穂高岳(5:10)→紀美子平(6:55)→前穂高岳(7:30)→岳沢パノラマ(8:45)→カモシカの立場(9:10)→岳沢小屋(9:50)→上高地(11:15)

【登山前】

沢渡駐車場

上高地の玄関口、沢渡は市営から民間までたくさんの駐車場があります。私が利用したのは民間の梓第一駐車場です。タクシー会社が運営しており駐車場が乗合タクシー乗場になっています。またバス利用でもさわんど大橋バス停が隣ですし、始発のさわんどバスターミナルにも歩いて行けます。駐車料金は沢渡地区はどの駐車場も1日700円で同じです。

前日入り車中泊の場合は、夜間もトイレが利用できる市営第二駐車場がベストかもしれません。梓第一駐車場は夜間は入口にロープが張ってあり入れません。梓第一駐車場利用時は、道の駅で車中泊して朝早く駐車場入りがいいです。4時30分くらいには開いたと思います。ただ私が電話で問い合わせした時はロープを外して入っていいよーと言ってもらえたので、夜中にきて車中泊させてもらいました。(笑)朝きた係員の方に料金を払えば大丈夫でした。トイレも近くにあり結構いいと思います。

上高地までのアクセス

上高地へは、一般車両の通行が規制されているためバスがタクシーを利用するしかありません(歩きもありますが)。

料金は、最新の情報で①バス利用〜往復2800円/片道1500円、②タクシー〜5000円です。

上高地へのアクセスの方法は、人それぞれだと思います。私は乗合タクシーを利用しています。梓第一は乗合タクシー乗場になっているため、係員のおじさんに乗合タクシーに乗りたい旨を伝えると相乗りできるタクシーを探してくれます。うまく4人で相乗りできればバスより割安、3人でも少し割高ですが、並ぶストレスがないので私はいいかなと思います。しかも乗合タクシーだとバスより少し早く上高地に到着することができます。

ただこの日はタクシーが予約で一杯で乗れませんでした。やむなくさわんど大橋バス停からバスを待ちますが始発でないので乗れるのか?と不安になりましたが…さすがアルピコ交通!係員の女性が無線でバス待ちの状態を連絡してくれ、無事バスに乗れました!安心のアルピコ交通

【1日目 上高地穂高岳山荘】

上高地〜涸沢

賑わう上高地

北アルプスの玄関口上高地。ここに来るといつもテンションが上がります!山好きなら何回も足を踏み入れる特別な場所です。

朝の河童橋

朝霧に包まれる河童橋を横目に登山開始です。

梓川

梓川の脇をひたすら歩いていきます。

明神館

明神館を通過します。

徳沢のテント場

徳沢のテント場はいつも賑わっています。登山のベースにもいいし、のんびりテント泊にもいいですね。

横尾山荘

横尾山荘まできました。ここから涸沢方向に向かいます。

横尾大橋

横尾大橋を渡って登山道に入ります。

南岳?

歩きながら正面に南岳?が綺麗に見えます。南岳ですよね?

最初は緩やかな登山道

横尾谷を緩やかに登っていきます。

本谷橋

本谷橋を通過。

本谷橋を渡って振り返る

本谷橋は少しスペースがあり、休憩している人がたくさんいました。

屏風沢

屏風沢を通過。

屏風沢からの眺め

屏風沢からは迫力ある山容が見えます。

整備された登山道

急登もありますが、登山道は石で整備されていて歩きやすいです。

谷沿いを登る

谷沿いを登っていきます。北アルプスに来たなーという景色がテンションを上げてくれます!

Sガレ

Sガレを通過。

沢を抜けると涸沢

沢を抜けると涸沢カールに到着です。涸沢の直前にはまだ雪が残っていました。

涸沢〜穂高岳山荘

涸沢ヒュッテ

涸沢ヒュッテに到着!少し一息つきます。

涸沢ヒュッテのテラス

いやーさすが人気の涸沢ヒュッテ、おしゃれですねー

涸沢カール

初めての涸沢です!おーここが写真で見ていた涸沢だ!とちょっと感動しました。(笑)景色も良く人気なのも頷けます。そのうちここでテント泊してみたいなー

穂高岳山荘とザイテングラート

今から登っていくザイテングラートを眺めます。コルの部分に穂高岳山荘も見えます。こんな景色の中を登れるのは幸せだなぁ…

奥穂高岳方向

奥穂高岳は雲がかかって見えません、残念。

涸沢小屋から眺めるテント場

涸沢小屋側からテント場を眺めてみました。いい場所ですね!

涸沢小屋

涸沢小屋を通過。涸沢小屋も涸沢ヒュッテもおしゃれですごくいい山小屋。人気なのが頷けます。

穂高岳山荘への登り

いよいよ本日の宿、穂高岳山荘への登りです。ガレ場をザイテンングラートに向かいます。

ザイテングラート

難所のザイテングラート。疲れた体になかなか応える登りです。

穂高岳山荘

遂に穂高岳山荘に到着!素晴らしい小屋です!

涸沢岳への登り

奥穂高岳へは明日登るので、穂高岳山荘にザックをデポして今日は涸沢岳へ登ります。

涸沢岳山頂

涸沢岳に到着。

涸沢岳から眺める奥穂高岳

素晴らしい!すごーーい!なんていい景色なんだろう!

涸沢岳から眺める涸沢

涸沢カールも眺めます。小さく涸沢ヒュッテが見えます。すごい地形だなー

前穂高岳

鋭くえぐれた前穂高岳も見えます。明日はあそこも登る予定です。

北穂高岳への稜線

北穂高岳を眺めます。北穂高岳を登り大キレットを通って槍ヶ岳まで行ってみたいなーすごい険しいコースでそそられますね~

奥穂高岳に見とれる筆者

最高!来てよかったな~

穂高岳山荘のテント場

穂高岳山荘に戻りがてらテント場を眺めます。次はテント泊もしたい!

穂高岳山荘の入口

穂高岳山荘に戻ってきました。後はのんびり山荘の時間を楽しみます。

穂高岳山荘からの景色

この景色を見ながらのんびり昼寝をしました。最高~

快適な寝床

寝床はこんな感じ。とても快適に眠れました。

夕食

お楽しみの夕食です。山で食べるご飯はなんでこんなに美味しいのだろう。

穂高岳山荘から眺めた夕日

のんびり夕日を眺めながら黄昏れました。山に登ってのんびり過ごす時間は、何物にも代えがたい貴重な時間だなって思います。嫌なことも忘れられますね!

1日目から絶景の連続でした。写真や話の世界だった涸沢にようやく来ることができ、ここが涸沢か~とすごく嬉しかったです。更に涸沢岳から見た奥穂高岳の絶景!もう最高!としか言いようがありません。そしてのんびりと景色を眺めながら過ごす山荘での時間。贅沢で癒される最高の時間です。

なんだか1日目から満足すぎる山行でしたが、明日はいよいよ憧れの奥穂高岳に登ります。(後半に続く)

後半はこちら↓

masa-uw.hatenablog.com

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【秀麗富嶽十二景】絶景の富士山を眺められる20座を完登、どこから眺めてもやっぱり富士山は素晴らしい

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富士山を眺めらる20座の山に登り、そこから様々な表情の富士山を眺めました。富士山が見えるだけで登山も特別感が出たりしませんか?お気に入りの富士山が見つけられたら幸いです。

【秀麗富嶽十二景とは…】

秀麗富嶽十二景とは、山梨県大月市が選定した富士山が綺麗に見える山々の総称です。十二景なので12座と思いきや、なぜか20座あります。(笑)どの山も比較的アクセスが良く駅から登れる山も多いので車を持っていない方にもおすすめです。

【秀麗富嶽十二景】

No.1 1番山頂 雁ヶ腹摺山(1874m)

雁ヶ腹摺山

大峠から姥子山とセットで登頂。アクセスが悪いがサクッと登れて景色も良いです。

No.2 1番山頂 姥子山(1503m)

姥子山

雁ヶ腹摺山の奥にある山でセットで登頂。景色は良いか、山頂は少し狭かったです。

No.3 2番山頂 牛奥ノ雁ヶ腹摺山(1995m)

牛奥ノ雁ヶ腹摺山

大菩薩嶺に登った際にセットで登頂。大菩薩嶺だけでなく少し足を伸ばせば登れる山です。

No.4 2番山頂 小金沢山(2014m)

小金沢

大菩薩嶺と牛奥ノ雁ヶ腹摺山の中間にある山です。この辺の山の山頂からはどこも綺麗な富士山が見れます。

No.5 3番山頂 大蔵高丸(1781m)

大蔵高丸

竜門峡からハマイバ丸、大蔵高丸とセットで登りました。冬ということもあり雪化粧の綺麗な富士山が眺められました。おすすめの山。

No.6 3番山頂 ハマイバ丸(1752m)

ハマイバ

大蔵高丸とセットで登ったハマイバ丸。こちらからの富士山も綺麗。人が少なくおすすめの山。

No.7 4番山頂 滝子山(1590m)

滝子山

滝子山は、笹子駅初狩駅から登れるアクセスの良い山。滝子山からの富士山も綺麗で結構人気の山です。

No.8 4番山頂 笹子雁ヶ腹摺山(1357m)

笹子雁ヶ腹摺山

秀麗富嶽十二景の中では1番眺望がないかも。山頂に眺望はなく登山道の途中に展望地があります。

No.9 5番山頂 奈良倉山(1348m)

奈良倉山

秀麗富嶽十二景の中では少し外れにある奈良倉山。松姫峠から登れば僅か30分ほどで登れてしまう。おすすめは三頭山とセットで登ると楽しいです。

No.10 6番山頂 扇山(1138m)

扇山

扇山と百蔵山をセットで登る人が多いのではないでしょうか。2つの山は山頂から富士山が綺麗でアクセスが良く鳥沢駅が最寄駅です。

No.11 7番山頂 百蔵山(1003m)

百蔵山

扇山とセットで登るなら鳥山駅から扇山、百蔵山へ登り猿橋駅に戻るとスムーズ。富士山が堪能できる良いコースです。

No.12 8番山頂 岩殿山(634m)

岩殿山

大月駅からすぐに登れる岩殿山。岩場や鎖場があるなど低山なのに登山道のバリエーションもあり楽しめる山です。もちろん富士山も綺麗です。

No.13 8番 お伊勢山(550m)

お伊勢山

ここだけ曇っていて富士山見えず、絵ですいません。ここは山といよりお寺です。ここだけのために行くのはなんだかなぁという感じです。ただ桜が綺麗なようで、4月の桜が咲く頃がおすすめです。

No.14 9番山頂 高畑山(981m)

高畑山

少し印象が薄いのですが、私は九鬼山、高畑山、倉岳山をセットで一気に登りました。富士山の頭が見える感じでした。

No.15 9番山頂 倉岳山(990m)

倉岳山

ここも印象が薄く日が落ちる寸前に到着したので、写真も少し逆光です。梁川駅から倉岳山と高畑山をセットで登るのがおすすめです。

No.16 10番山頂 九鬼山(970m)

九鬼山

九鬼山は富士急行線田野倉駅が最寄りです。富士山は木の間から見える程度で、どちらかというと北側の眺望が開けていました。倉岳山と高畑山をセットにするとロングコースになります。

No.17 10番山頂 御前山(730m)

御前山

確か御前山は最後に秀麗富嶽十二景に追加された山だったと思います。私は高川山とセットで登りましたが、九鬼山とセットで登るのが効率が良さそうです。最寄駅は富士急行線田野倉駅

No.18 11番山頂 高川山(975m)

高川山

高川山は絶景低山でもよく紹介させる眺めの良い山です。初狩駅から近くアクセスも抜群。登山道も整備されており、登山初心者の方を連れて行くのにおすすめです。

No.19 12番山頂 本社ヶ丸(1630m)

本社ヶ丸

本社ヶ丸は笹子駅から登ることができます。アクセスの良い山です。富士山の眺めがよく好きな山です。本社ヶ丸、清八山を登り三ツ峠山まで足を伸ばせばアップダウンのある歯応えのあるコースになります。

No.20 12番山頂 清八山(1593m)

清八山

何気にお気に入りの清八山です。人が少ないのに富士山の眺めが良くゆっくりできます。ここまで来たらぜひ三ツ峠山まで足を伸ばしてほしいです。

【完登して】

私は富士山が大好きです。山梨で生まれ山梨で育ち小さい頃から富士山をずっと見てきました。それでも全く飽きず、いつも富士山は元気とパワーを与えてくれます。どの山も様々な表情の富士山を楽しませてくれます。登りやすい山ばかりですので、ぜひお気に入りの富士山を探しに秀麗富嶽十二景に挑戦していただけたら嬉しいです!

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【西穂高岳】自分の実力を試しに冬の西穂高に挑む

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雪山を始めて3年目。自分の実力を試してみようと思い、2024年2月4日、雪の西穂高岳にソロで挑戦してきました。西穂高岳はずっと行ってみたかった山、特に雪山で登りたいと思っていました。しかし…自分の実力の未熟さを痛感させられる山行となりました。

【アクセス】

自家用車を利用

東京→中央道→岡谷JCT→長野道→松本IC→国道158号中部縦貫道安房峠道路)中ノ湯IC→平湯IC→国道471号→県道475号→新穂高温泉駐車場(P3)

【コース】

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距離:6.0km 累積標高:登り628m 下り631m

山行時間:4時間30分

西穂高口駅(9:40)→西穂山荘(10:30)→西穂丸山(10:55)→西穂独標(12:15)→西穂丸山(12:50)→西穂山荘(13:00)→西穂高口駅(14:10)

【登山前】

新穂高温泉駐車場

新穂高温泉駐車場(P3)

新穂高温泉駐車場は、たくさんありますが冬期はP3が無料開放されています。新穂高ロープウェイ駅の近くにも駐車場がありますが、P1、P2は有料でロープウェイ運行時間から開門なので、始発や車中泊するには向きません。P3の横にある登山指導センターに24時間使用可能なトイレがあります。私は7時くらいに到着しましたが、駐車状況は3割くらいで予約で駐車できました。車中泊組もいたようです。

登山指導センター

これがP3の横にある登山指導センター。清潔で暖房の効いたトイレが24時間使用可能です。

新穂高温泉

これが新穂高ロープウェイ新穂高温泉駅です。第一ロープウェイで新穂高温泉からしらかば平駅まで行き、第二ロープウェイに乗り換え西穂高口駅まで登ります。西穂高口駅まで往復3300円、荷物6kg以上はプラス片道300円が必要になります。荷物は券売機前の重量計で測りますが、なぜか私はいつも荷物が重いんですよねえ…プラス300円を支払いました。

外国人観光客で溢れる駅内

新穂高温泉駅は8時30分に開門して駅内に入れます。ここでポイントがあります!事前に情報を書いてくれている方がいて助かったのですが、開門時間の8時30分直前に大量の外国人団体客が到着します。毎日かわかりませんが、おそらくツアーが組まれているのでしょう。駅の入り口に早めに並んで外国人観光客の前に入ってしまった方が良いです。この団体の後ろに入ると始発に乗るのは厳しくなってしまいます。始発は時期によって違うようですが、ウインナーシーズンは9時00分です。ぜひ外国人観光客の前に並んでしまいましょう!

新穂高ロープウェイ

ロープウェイは20人くらいは乗れるかなぁ…満杯に乗り込んで、まずは第一ロープウェイでしらかば平駅まで行きます。

しらかば平駅

しらかば平駅で第二ロープウェイに乗り換えて、西穂高口駅まで登っていきます。

【登山開始】

西穂高口駅〜西穂丸山

西穂高口駅

西穂高口駅を降りてすぐにアイゼンを履いてスタートです。駅周辺は外国人観光客がたくさん散策していました。

展望地から眺める西穂高岳

今から登る西穂高岳を眺められる展望地のような場所もありました。

西穂高岳登山口

「これより登山道」と書かれた看板を通過するといよいよ登山道らしくなってきます。ここまで来ると外国人観光客は全くいなくなります。西穂山荘までは細かいアップダウンを繰り返しながら最後はそれなりの急登を登ります。

西穂山荘

西穂山荘に到着。綺麗で立派な山荘です。

西穂山荘前にある雪だるま

山荘前ではかわいい雪だるまが出迎えてくれます。少し休んですぐに出発。

西穂丸山

西穂丸山に到着。残念ながらガスがかかって景色が見えない…先を急ぎます。

西穂丸山~西穂独標

ガスがかかる登山道

西穂高岳ホワイトアウトになると迷いやすいと聞いたことがありますが、なんとなくわかる気がします。

ガスを抜けて姿を現す登山道

雲を抜けると青空が広がっていました。広々していて歩きやすい登山道です。

歩いてきた登山道を振り返る

振り返ると…おおっ素晴らしい景色が!乗鞍岳が綺麗です。北アルプスはやっぱりいいな〜

一番左がピラミッドピーク、その右が西穂独標

西穂独標が見えてきました。あともう少し。

西穂独標

西穂独標に到着!人気の場所だけあり素晴らしい眺望です!

雪をかぶる笠ヶ岳

雪を被った笠ヶ岳が綺麗です!今年は笠新道からテント泊で登りたいな〜

堂々とした霞沢岳

霞沢岳も絶品!ここから見る穂高連峰は絶景だと聞きます。夏も冬も登ってみたい!

大迫力の乗鞍岳

素晴らしい景観の乗鞍岳。季節によって難易度が変わる大好きな山。夏に行ったことがないので、暖かい季節の乗鞍岳にも行ってみたいな。

西穂独標から先の様子

ここから先に進むか否かでレベルが格段に変わります。ここまでは雪山初級者でも登れますが、ここから先は上級者向きのコース。独標に着くまでは当然進むつもりで登ってきましたが、コースを眺めながら悩みに悩むこと約10分。

天気は風はあるが問題なし、トレースもある、怖さも時間的にも大丈夫です。コンディションは整っていたと思います。でも結論はやめました…

たくさんの方が独標まで登ってきますが、誰一人先に進む人がおらず、不安になってしまいました。裏を返せばソロで登るだけの確固たる自信がないのです…また西穂高岳に来るのは初めてでこの先のコースのイメージがつかないのも不安になる原因だと思います。

厳冬期の西穂高岳は、私にはまだ早かった…実力不足を認めて、今回は独標で引き返すことにします。

独標から眺めた西穂高岳

独標から先や西穂高岳までの稜線が見えます。またいつかリベンジします。

西穂独標~西穂高口駅

西穂独標を下から眺める

独標への登りを下から眺めます。ここもなかなか急な岩場です。独標から先に進む際の目安として、独標からの下りが怖いと感じたらやめた方がよいと言われています。確かに私は少し怖さはあったかもしれません😅

下山するコースを眺める

帰りは雲が晴れて、丸山に下るコースが綺麗にみえます。いい山だな〜

雲海から頭を出す御嶽山

雲海から頭を出す御嶽山が見えます。

西穂山荘まで稜線を下る

どんどん下ります。奥には乗鞍岳が見守ってくれています。

雲が晴れた西穂丸山

西穂丸山に到着。登りの時はガスで何も見えませんでしたが、下りは景色を見るとこができました。笠ヶ岳が綺麗だな〜

西穂丸山から独標方向を眺める

西穂丸山から歩いてきた道を振り返ります。雪の北アルプスはやっぱり面白いですねー

美味しかった西穂ラーメン

西穂高岳まで行けず独標で引き返したため、思いのほか時間ができたので、ずっと食べてみたかった西穂ラーメンを食す!シンプルな屋台のラーメン風で美味しい〜疲れた体にはシンプルなラーメンが1番ですねー

西穂高口までの樹林帯

お腹も満足したところで、樹林帯を歩き西穂高口駅まで戻ります。

西穂高口駅

西穂高口駅まで戻って終了。西穂高岳まで行けなかったけど、楽しい山行だったなーお疲れ様でした!

【登山後】

日帰り温泉

下山後の日帰り温泉は、駐車場の近くにある中崎山荘奥飛騨の湯を利用しました。入浴料は900円です。下山後のすぐに入浴できて露天風呂も内湯もあり、なかなか良い温泉でした。

中崎山荘 奥飛騨の湯 – 新穂高温泉観光協会

【登山を終えて】

絶対に西穂高岳まで登ってやる!と意気込んで登り始めましたが、結局独標で引き返すことになり敗北感で一杯になりながらの下山でした。たぶん登ることは出来ると思いますが、安全に下山できる自信がなったというのが正直なところです。いつか自信を持ってバリバリ登りたい、もっと様々な山のいろいろなコースに挑戦したい、そのために実力をつけようと決意させてくれた山行となりました。

西穂高岳は、独標までは初級者でも登れ、景色も素晴らしいです。北アルプスの雪化粧は、やっぱり素敵です。西穂高岳は実力に合わせて登山者を迎えてくれるとても良い山です。私もまた厳冬期の西穂高岳に挑戦したいし、夏の西穂高岳にも登りたいと思います。

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【北岳〜間ノ岳1泊2日】初のソロ本格テント泊で南アルプスの盟主に挑む(後半)

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2日目は、今回の計画の本番です。暗いうちに北岳山荘を出発。間ノ岳で日の出を迎えて北岳山荘に戻りテントを撤収。北岳を経由して広河原に下山します。前日とは打って変わって青空の広がる快晴の中、南アルプスの素晴らしい山容と稜線に出会うことができました。

【2日目 北岳山荘~間ノ岳北岳~広河原】

北岳山荘〜間ノ岳

ナイトハイクでテント場を出発

2日目は間ノ岳で日の出を見るために2時30分に起床、3時に北岳山荘のテント場を出発しました。ナイトハイクで間ノ岳に向かいます。実はナイトハイクは結構好きだったりします。

白根山

白根山を通過。マイナーな山ですが、標高を見ると3055mあります。

ヘッデンで稜線を進む

暗い中をヘッデンの灯りを頼りに岩陵帯を進みます。何回もペイントされたマークをロストして右往左往していまいました😅暗いと岩陵帯の登山道が分かり難く、岩陵帯のナイトハイクの難しさを痛感しました。

歩きながら見えた間ノ岳

薄っすらとようやく間ノ岳を視界に捉えます。

間ノ岳山頂

間ノ岳に到着!登頂できたことがなんだかすごく嬉しくて、山頂に1人だったこともあり「間ノ岳とったぞー!!」と大声で叫んでしまいました。(笑)最高の景色と1人でここまで来れたことに興奮したのだと思います。嬉しかったな〜

山頂の様子

間ノ岳の山頂は、丘のような感じで広々しています。登山道を確認しながらでもあり、なんだかんだで北岳山荘から1時間50分くらい掛かってしまいました。意外と遠かったなー、という印象でした。

少しずつ昇ってきた日の出

山頂で景色を眺めながらのんびり日の出を待ちます。

日が昇った!

太陽が出てきました!素晴らしい景色!

日の出に照らされる北岳への稜線

朝日に照らされる北岳と稜線が最高すぎる!綺麗すぎて感動です!

素晴らしい景色に感動する筆者

朝のゴールデンアワーを堪能させてもらいました。やっぱり山は朝ですよね!朝は空気も澄んでいて景色が絶景!素晴らしい景色だったな〜

撮影ポイントへ走る筆者

実は間ノ岳に登ったら、絶対やりたいと思っていたことがありました。他の方がやっていたのですが、山頂の向かいの丘にいる自分を、山頂から富士山をバックに撮影してほしかったのです。ちょうど別の登山者が来たので、お願いして撮ってもらいました!

お気に入りの写真①(真ん中下で手を挙げているのが筆者)

小さいですが富士山の前に写っているのが私です!どうですか?なかなかのロケーションだと思いませんか?

お気に入りの写真②(富士を眺める筆者)

撮ってくれた方のセンスが良くて、すごくいい写真になりました!この写真もお気に入りの1つです!

間ノ岳北岳

北岳までの3000mの稜線

間ノ岳を後にして北岳山荘に戻ります。北岳までの稜線もすごい!もう興奮しきりです!

幻想的な富士山

南を向けば素晴らしい富士山です。

間ノ岳の様子

間ノ岳を振り返ってみました。間ノ岳の山頂が丘のような感じなのがよく分かります。

かっこいい稜線

3000mの稜線歩きは南アルプスの醍醐味ではないでしょうか。

堂々とした北岳

この稜線を歩けることが幸せです。

北岳山荘のテント場

北岳山荘のマイテントまで戻ってきました。

テント場からの景色

1日目はガスっていましたが、晴れるとこの景色!このテント場の景色も絶景です〜

北岳山荘〜北岳〜広河原

北岳への登山道

テントを撤収して再び北岳に登ります。

歩きながら見えた仙丈ケ岳

お隣の仙丈ヶ岳も綺麗に見えます。

間ノ岳までの稜線

途中で振り返るとこの景色!どうですか?最高の景色だと思いませんか?

八本歯のコルへの分岐

八本歯のコルへの分岐です。本当は1日目の北岳が晴れていれば帰りは八本歯のコルを経由して戻るつもりでしたが、リベンジのため北岳へ再び進路をとります。

北岳への最後の登り

北岳へ登り返しは結構きつかった〜

何度も振り返り感動した間ノ岳までの稜線

でも振り返るとこの景色!本当にすごい景色だな〜登りは辛いけど、楽しくてしょうがありません!

北岳に登頂した筆者

再び北岳に到着。リベンジ成功、快晴です!

山頂の様子

山頂は結構狭いので人が多いとすぐ混みそうです。

山頂から眺めた富士山

山頂にはお地蔵様がいました。お地蔵様と富士山のコラボもいい感じ。

山頂から眺めた間ノ岳

北岳から眺める間ノ岳までの稜線も絶品です!この景色はいつまでも飽きずに見ていられます…

北岳から眺めた甲斐駒ヶ岳方向

名残惜しいですが、北岳から下山します。青い屋根は肩ノ小屋です。

下山時の稜線

奥の甲斐駒ヶ岳は雲に隠れてしまいましたが、登る時にはガスで見えなかった稜線を眺めながら下山します。

雲に覆われつつある稜線

こちらの稜線もなかなかです。

聳え立つ仙丈ケ岳

仙丈ヶ岳を正面に見ながら下山していきます。

広河原に戻る吊り橋

吊り橋まで戻ってきました。

乗合タクシーが待つ広河原

広河原に到着です。無事に戻ってこられました。景色は最高だったし、すごい楽しい山行でした!お疲れ様でした!

【登山後】

日帰り温泉

登山後の日帰り温泉は、市営芦安駐車場の近くにある「金山沢温泉」(850円)に入りました。いい登山の後の温泉は格別ですね〜

金山沢温泉 - 山梨県 南アルプス市 -自然と文化が調和した幸せ創造都市-

【登山を終えて】

この山行は、私のターニングポイントとなった山行でした。今まで本格的なテント泊はグループのみ、ソロでは小屋泊しか経験がなかった私にとって、ソロでテント装備を背負って北岳間ノ岳に完登できたことはすごく自信になりました。この山行の後は、いろいろな山に臆することなく挑戦できるようになった気がします。また、実はこの山行前に少し入院していたこともあり体力的な不安もありました。結構バテてしまいましたが、この山行を無事終えられて復活できたことを実感することができました。

そして何よりも感動しっぱなしだった南アルプス一級品の景色です!3000m級の素晴らしい稜線を歩きながら眺めた北岳間ノ岳の山容、言葉で表せられないくらい素晴らしい景色でした。体力が続く限り山に登り続けよう!絶対に山はやめられない!と思わされた山行でした。自分の中では思い入れの強い山行です。

ずっと行きたいと思って温めている白峰三山縦走、今年こそはいくぞー!

前半はこちら↓

masa-uw.hatenablog.com

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