思い出の山行第5回は雌阿寒岳です。雌阿寒岳は、初めての北海道遠征時に登った山の1つです。緑に覆われる雄大な自然に佇む山があるかと思えば、カルデラ上にできた荒涼とした山もある。北海道の大自然の懐の深さを感じさせれた山行となりました。
【アクセス】
レンタカーを使用
阿寒湖温泉(前日宿泊)→国道240号→国道241号→道道949号→雌阿寒温泉駐車場
【コース】
距離:11.2Km 累積標高:登り1141m 下り1136m
山行時間:5時間25分
雌阿寒温泉コース登山口(7:35)→5号目(8:35)→8号目(9:15)→雌阿寒岳(9:40)→阿寒富士(10:50)→オンネトーコース5号目(11:25)→オンネトー国設野営場(12:15)→雌阿寒温泉駐車場(13:00)
【登山前】
雌阿寒温泉駐車場
駐車場は雌阿寒温泉駐車場を利用しました。50台ほど駐車できるスペースがあり、トイレもあります。隣には日帰り入浴できる野中温泉もあるので便利だと思います。料金は無料です。
【登山開始】
雌阿寒温泉登山口〜雌阿寒岳
登るのは雌阿寒温泉コース。ここがスタートの雌阿寒温泉登山口です。最初は樹林帯の中を進みます。
樹林帯を進むと徐々にハイマツ帯に変わっていきます。
北海道の広大な自然を眺めながら登ります。この景色で標高1000m程度です。北海道の山はいいな〜
5号目を通過。
5号目を過ぎると少しずつハイマツが無くなり火山らしい岩陵帶に変化していきます。
山頂付近までくれば、植物の一切ない荒涼とした景色に様変わり。
山頂が見えてきました!もう少し!
雌阿寒岳に到着!
山頂は結構広いです。この日は風は微風でしたが、いかにも風が強くなりそうな山だと思います。強風時は注意です。
すごい景色!ここは地球ですか?
自然が作ったものはやっぱり美しい。地球が生きている惑星であることを感じさせてくれます。
雌阿寒岳〜阿寒富士〜雌阿寒温泉駐車場
せっかくなので、目の前に見えていた阿寒富士にも登っていくことにしました。
阿寒富士に向かいます。写真だとよく見えませんが山頂まで九十九折りに登山道があるのがはっきり見えました。見えてしまうと、あそこを登るのか…とちょっとうんざりします。笑
阿寒富士に到着!
山頂は広々していました。
山頂からは隣の雌阿寒岳と火口がよく見え、奥には雄阿寒岳まで綺麗に見えます。
南側は広大なとごまでも続く大自然。
西側も大自然、北海道は大きいなぁ…
下りはオンネトーコースを進み、周回して駐車場に戻ります。
オンネトーコース登山口まで下りてきました。
登山口の横にあるオンネトー野営場の中を通って戻ります。もし宿泊費を浮かせたいならここでテント泊するのもありだと思います。
オンネトーの湖畔をのんびり歩き樹林帯を通って駐車場に向かいます。
駐車場まで戻ってきて終了。天気に恵まれて良い山行になりました!お疲れさまでした!
【登山後】
山の宿「野中温泉」(日帰り入浴)
下山後の日帰り入浴は、駐車場の横にある野中温泉の日帰り入浴を利用しました。硫黄泉の源泉掛け流し、アメニティなし、シャワーなどの設備もなく、温泉と真水のみのthe秘湯という温泉です。なかなか良かったですよ〜入浴料は500円。雌阿寒岳の山バッジは店頭には出ていませんが、野中温泉の受付の方に言うと出してもらえます。
【登山を終えて】
北海道の山もいいだろうけど標高も低いし、アルプスなどに比べれば…それが登る前の私の認識でした。でも初めての北海道遠征でそれは覆されました。手付かずの壮大な大自然とそこに聳える荒々しくも美しい山々、その素晴らしさに私は完全に魅了され心を奪われてしまいました。
年に1回は北海道の山に登りに行くぞ!が今の目標です。今年は大雪山から十勝岳まで縦走したい、いや幌尻岳に挑むか、ニペソツ山にも行きたいし… 妄想が尽きません。またあの北海道の山々に会えると思うだけでワクワクします。
遠い北海道の山、登れる機会は一生に一度あるかないか。だからこそ良い天気で登りたい!そんな想いが強くなります。そんな中、雌阿寒岳は天気に恵まれ素晴らしい山行をすることができました。またいつかこの山行を酒の肴に山談議に花を咲かす、そんな日がきたらいいなと思います。