2022年8月23日から1泊2日で広河原から北岳、間ノ岳をテント泊でピストンしました。登山を本格的に初めて3年目、テント泊は練習とグループ登山の2回しかありませんでした。どこかソロでがっつり登ってテント泊に挑戦したい!そこで選んだのが北岳。北岳山荘でテント泊、翌朝には間ノ岳で日の出を拝み、ピストンで広河原へ戻る計画で南アルプスの盟主に挑戦しました!
【アクセス】
自家用車を利用
東京→中央道→中部横断道→白根IC→県道107号→県道20号→市営芦安駐車場
【コース】
距離:18.9km 累積標高:登り2423m 下り2412m
1日目:7時間00分
広河原(6時00分)→第一ベンチ(7:00)→白根御池小屋(8:20)→北岳肩ノ小屋(11:05)→北岳(11:50)→北岳山荘(13:00)テント泊
2日目:9時間15分
北岳山荘(3:15)→中白根山(3:50)→間ノ岳(5:05)→中白根山(6:15)→北岳山荘(6:35)→北岳(8:55)→北岳肩ノ小屋(9:35)→白根御池小屋(10:55)→第一ベンチ(11:55)→広河原(12:30)
北岳山荘
宿泊は北岳山荘のテント場を利用しました。テント場の利用料は1100円。私が登った2022年は、山荘は改装中でテント場だけの営業で人も少なく快適でした。現在は改装は終了して山荘も営業しています。
水場は山荘で無料で水の補給ができましたが、稜線上なので水の状況は事前に確認した方がいいかと思います。トイレがとにかく綺麗でバイオトイレ?かと思いますが、清潔で素晴らしいトイレでした。
稜線上のテント場なので風が強いと心配ですが、最高の景色を眺めれるテント場でおすすめです!北岳山荘はテント場も要予約で、オンラインで予約できます。
北岳山荘 - 山梨県 南アルプス市 -自然と文化が調和した幸せ創造都市-
【登山前】
市営芦安駐車場
市営芦安駐車場を利用しました。北岳の玄関口である広河原まではマイカー規制なので、芦安に車を駐車してバスか乗合タクシーに乗り換える必要があります。
芦安駐車場は無料で第1から第8までありますが、おすすめは第2。第2はバス停の横で乗合タクシー乗り場にもなっており、トイレもあります。第3も近いのでおすすめ。ただやはり第2から埋まっていくので、特に休日は駐車するのはなかなか難しいです😅ちなみに第3も近くておすすめです。
この日は深夜1時頃に到着しましたが、有休を取って平日だったこともあり第2に無事駐車できました。駐車場で車中泊をして翌日に備えます。
少し古いので最新の情報を入手する必要はありますが、すごく参考になるホームページです。↓
芦安駐車場ってどこ?南アルプス北部登山に便利な無料駐車場ガイド - 南アルプス36
芦安から広河原へ
芦安から広河原に行くには先ほども書きましたが、マイカー規制によりバスか乗合タクシーを利用するしかありません。広河原までの料金は、2023年時点でバス1330円、乗合タクシー1500円(協力金含む)です。始発時間はバス5時15分、乗合タクシー5時10分とほとんど変わりません。どちらを選ぶかは好みだと思いますが、私は乗合タクシーを選びました。ソロでしたが予約も出来ましたし、並ぶストレスを考えると300円の違いは高くないと私は思いました。
ちなみに帰りも乗合タクシーを使いました。下山して広河原に着くと、乗合タクシーが待ち構えていて運転手さんがお誘いの声を掛けてくれます。ちょうど良いバスの時間がなかったので、ありがたく利用させてもらいました。(笑)
【1日目 広河原〜北岳山荘】
広河原〜北岳肩ノ小屋
乗合タクシーで広河原に到着。登山を始めてから広河原という地名を良く耳にしましたが、この時が初めての広河原でした。広河原山荘は建て替えたばかりですごく綺麗です。残念ながら雲が厚く天気はいまいちですが、2日目は好天が期待できるので頑張って登ります!
吊り橋を渡り、登山道に進みます。
まずは南アルプスらしい樹林帯をひたすら登ります。
白根御池小屋に到着。広々とした立派な小屋です。もちろんトイレもあります。南アルプスの天然水?を補給させていただきました。水は無料で自由に飲むことができます。本当にありがたいです!
白根御池小屋のテント場です。池沿いの綺麗なテント場です。でも北岳までは少し遠いかな…
白根御池小屋を越えると「草すべり」と言われる急登です。この山行でここが1番きつかったな〜テント装備も背負い慣れていなかったので、特に辛かったのかもしれません。振り返ると白根御池小屋のテント場がかなり下に見えました。
花は全くわかりませんが、綺麗だったので撮影。この黄色の花の名前は何なのでしょう?
草すべりは、なかなかの急登です。結構きつかったな〜この急登を登りきれば北岳への稜線に出ることができます。
草すべりを登りきりました。残念ながら曇っており景色は全然見えません…
まずは肩ノ小屋に向かい岩陵帯を登っていきます。登れば登るほどガスっていきますが、めげません!
肩ノ小屋に到着。ここでランチタイムにします。
登る前からお昼は肩ノ小屋でカレーを食べると決めていました。大盛りで1400円でした。山で食べるカレーはまた格別ですよね〜
北岳肩ノ小屋〜北岳〜北岳山荘
カレーを食べて体力が回復したところで、北岳に向かい出発です!一向にガスが晴れる様子はありません…でも頑張ります!
少しだけガスがなくなり視界が広がる時もありましたが、雲は相変わらず多いです。
北岳までの稜線も少し見える時がありました。
日本第2位の高さを誇る北岳に到着!雲が多くて残念ですが、明日戻る時にもう一度登るので、その時に期待です!
山頂は思ったほど広くなかったです。
天気も悪いので長居はせず北岳山荘に向かいます。
北岳山荘に到着。私が登った2022年は北岳山荘は改装中でテント場のみの営業でした。大きな施設でトイレも清潔な素晴らしい小屋です。
小雨が降ってきたので受付を済ませ、すぐにテントを張りました。テントの設営技術が未熟なのに、空いていたので稜線上の景色が1番良さそうな場所を選びました。風が強くなったら飛ばされないかな…と不安もありますが、まあ大丈夫でしょう!
ただ天気は相変わらずいまいち。ガスが少し晴れる時もありますが、すぐにガスが湧いてきてしまいます。夕食はじゃがもが大好きなので、粉と水でマッシュポテトを作り食べるのを楽しみにしていましたが、これがとにかく不味て不味て…山ご飯の腕も上げないと…と思った次第です。
1日目は、雲が多く景色も見えず最後には小雨に降られる残念な天気でした。それとテントはしっかり張れるかなぁ…風が強くてもテント飛ばされないかなぁ…など不安もかなりありました。でも初めてのソロでの本格テント泊ということで、ワクワク感が優って楽しくて楽しくて。(笑)
2日目の天気は良くなる予報、それを期待して19時には早々に就寝しました。(後半に続く)
後半はこちら↓