山好き男の登山奮闘記

古い新しい問わず様々な山行を徒然なるままに記す山行駄日記

【蔵王山】長年憧れた念願の冬の蔵王へ

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冬の蔵王、登山を始めてからずっと憧れ行きたかった山の1つ。写真でしか見たことのなかった蔵王の冬景色に会いたい。そんな思いで2024年1月14日、天気が良さそう!ということで蔵王山に登ってきました。

【アクセス】

自家用車利用

東京→東北道→東北中央道→山形上山IC→道の駅やまがた蔵王車中泊)→蔵王ライザワールド駐車場

【コース】

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距離:10.8km 累積標高:登り441m 下り773m

山行時間:5時間5分

LIZA PAIRⅡ上駅(9:10)→お田神避難小屋(9:40)→蔵王山レストハウス(10:35)→刈田岳(10:45)→馬の背(11:15)→蔵王山(11:45)→馬の背(12:30)→お田神避難小屋(13:30)→LIZA PAIRⅡ上駅(13:50)→LIZAレストハウス(14:15)

【登山前】

道の駅 やまがた蔵王

「道の駅 やまがた蔵王」は2023年12月にオープンしたばかりの素晴らしい道の駅です。施設は新しく駐車場は広い。施設内は暖房が入っており更衣室もありました。トイレも綺麗で洗面台はお湯は出るし至れり尽くせりです。蔵王ライザワールドまでは約30分です。

道の駅やまがた蔵王

駐車場

蔵王ライザワールドの駐車場を利用。公式では約300台駐車可能なスペースがあります。平日は無料ですが、シーズンの土日祝は協力金として1000円支払います。駐車場の開門は7時から。私たちが7時前に到着するとロープが張られ駐車場に入れませんでした。時間になると管理人らしい人が来てロープを取るので中に入れます。

駐車場

レストハウス(チケット購入)

レストハウス内のチケット売場でリフト券を購入します。施設の開場時間は8時10分、リフト券は2つのリフトを乗り継ぐので2回分の1600円です。下りはリフトは使えないので、ゲレンデを歩いて下りることになります。ちなみに施設の開場前から使えるトイレがレストハウスの正面の施設にあります。

リフトを乗り継ぎ登山口へ

リフトの営業時間は8時30分から16時30分まで。この日は並ばずに乗れました。

1つ目のリフト乗場

1つ目のリフトに乗りゲレンデを登ります。

2つ目のリフト乗場

2つ目のリフトに乗り換え、更に登ります。ガスって見えにくいですが、薄っすら見えるリフトで更に登り登山口へ向かいます。

【登山開始】

LIZA PAIRⅡ上駅〜刈田岳

道の駅を出てきた時には星空が見えていたのに、蔵王山付近はずっと雲がかかって登れは登るほどガスが濃くなっていきました😅

2つ目のリフトを降りた所

2つ目のリフトを降りて、スノーシューを履きすぐ上にある登山道を登っていきます。トレースもありました。

ボールが登山道の目印

ホワイトアウト寸前です。雪面に刺さっているポールが登山道を示しており、見失わないように登っていきます。

お田神避難小屋

お田神避難小屋を通過。白い中にポツンと小屋が建っています。

最初の樹林帯

少しずつスノーモンスターっぽいものが見えてきました。

ふざけてスノーモンスターに入る筆者

ふざけて木の下に入ってみました。ツリーホールにはまったら危ないのに…😅

刈田嶺神社鳥居の入口

刈田嶺神社の鳥居が見えてきました。

刈田岳の山頂

刈田岳に到着。

刈田嶺神社の鳥居

氷に覆われる鳥居を見ると東北の冬の厳しさが伝わってきます。

氷に覆われる刈田嶺神社

刈田嶺神社も分厚い氷に覆われています。

刈田岳〜蔵王山

ガスに覆われる馬の背

馬の背を通り蔵王山に向かいます。横に御釜があるはずですが、ガスって全く見えません。ポールを目印に進んでいきます。風がなかなか強い。

蔵王山への登り

蔵王山に登り始めると雲が薄くなり時折青空が見えることも。途中から目印のポールがなくなるので、GPSで山頂の方向を確認しながらひたすら登っていきます。

蔵王山神社の屋根が見える

蔵王山神社が見えてきた!

蔵王山の山頂

蔵王山に到着!

山頂標か?

たぶんこれが山頂標かなぁ…

分厚い氷に覆われる鳥居

分厚い氷に覆われる蔵王山神社の鳥居がすごい。

蔵王山神社

冬の厳しさが伝わってきます。こんな厳しい環境の中でもしっかり建っている神社になんだか健気さを感じてしまいます。

蔵王山蔵王ライザワールド

蔵王山の下り

蔵王山から下山を開始しても、なかなかガスが取れません。

太陽の光が見える時も

太陽の光が届く時があるも、すぐガスが湧いてきて…うーん悔しい。

未だ馬の背はガスの中

馬の背まで戻ってくるも、ガスは濃くなるばかり…晴れる様子はありません。

薄っすらと見える御釜

御釜も見えそうで見えない。なかなか姿を現してくれません。なんとか御釜を見ようと待っていると…

徐々に明るくなってきた

徐々に日が差して明るくなってきて…

ガスが取れるのを待つ筆者

青空が少しずつ見え始めた!

ガスが流れていく

もう少し頑張れー

ガスが晴れ、思わずガッツポーズする筆者

すると…完全に雲が晴れた!ホワイトアウトが嘘のように一気に快晴に!!

姿を現した御釜

御釜も完全に姿を現しました。

馬の背から眺める刈田岳

なんて素敵な景色なんだろう。

言葉が出ない景色

今までが真っ白のガスの世界だっただけに、あまりの景色の変わりように興奮が隠せない。

馬の背から蔵王山方向の様子

歩いてきた蔵王山の方向はこんな感じたったんだと気付かされます。

刈田岳までの雪原

景色を楽しみながら下山します。

ここは地球ですか?

最初に登った刈田岳も綺麗に見えています。

氷に覆われるリフト

夏は動いている?リフトが不思議な雪のオブジェの様です。

足が先に進まない筆者

素晴らしい景色に何度も足を止めてしまいます。

スノーモンスターの棲家

蔵王のスノーモンスター達も元気です。

素晴らしい雪原を下る

素晴らしい雪質で下山も全く苦になりません。

刈田岳のリフト乗場

登りでは見えなかった下のリフト乗場。レストハウス?のような建物も見えます。

スノーモンスター達の棲家②

登りでは全く見えなかったスノーモンスターの棲家が素晴らしいです。

今にも動き出しそうなスノーモンスター達

私はスノーモンスターを見るのは初めてでした。こんな素晴らしいスノーモンスター達に会えるとは感激です。

雪原の様子

どんどん下山します。

お田神避難小屋

登りでは薄っすらしか見えなかったお田神避難小屋。ひらがな表記が可愛らしい笑

最後の樹林帯

最後の樹林帯を抜け、下りはリフトが使えないのでゲレンデを下ります。

ゲレンデから見えた月山

ゲレンデを下りながら月山が見えました。いつか登りたいなー

ゲレンデから見えた朝日岳

朝日岳も綺麗に見えました。

ゲレンデから見えた飯豊山

今年は絶対登ろうと思っている飯豊山も見えます。登りたい山ばかりだなぁ…

蔵王ライザワールドのレストハウス

ゲレンデを下りてレストハウスまで戻って終了です。お疲れさまでした!

【下山後】

日帰り温泉

下山後の日帰り温泉は、蔵王温泉源七露天の湯(600円)で汗を流しました。乳白色の温泉で露天風呂も内湯も良く、シャンプー、ボディソープもありました。気持ちの良い温泉でした。

山形県蔵王温泉 立ち寄り温泉 源七露天の湯トップページ

山バッジ

蔵王山の山バッジ

山バッジは蔵王ライザワールドには売っていませんでした。そのため日帰り温泉に入りがてら蔵王温泉スキー場のお土産屋さんで購入しました。たぶんどのお土産屋さんでも売っていそうです。

【登山を終えて】

本やネットの写真でしか見ていなかった蔵王の冬景色。この写真の世界にいつか行ってみたいとずっと思っていました。天気予報を見て急遽思いつきで行くことになった山行でしたが、最高の景色に出会うことができました。なかなかガスが取れず、ホワイトアウト寸前の天候の時は半ば諦めて登っていましたが、一気に晴れて目の前に蔵王の雪景色が現れた時には、あまりの感動に無意識にガッツポーズが出てしまいました。本当にドラマティックな体験でした。

以前読んだ本に「人生はタイミングだ」と書かれていました。人の出会いと同じく、山や景色もタイミングが合えば素晴らしい出会いに巡り会えると感じさせられました。そんな出会いは、その後も良い記憶となって残っていきます。

私は冬の蔵王山が大好きになりました。またいつか登りたいです。

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